特集コーナー
【特集】2017/11「宗教改革500年に関する本」
1517年10月31日、ドイツの修道士マルティン・ルターは「95カ条の論題」という質問状をヴィッテンベルク教会の扉に掲示しました。ここから宗教改革運動が始まります。それから500年の今年、ドイツだけでなく、世界各地で祝典や記念行事が催されています。
『ルター自伝』、『はじめてのルター』や『ルターと宗教改革』でルター本人について知るのもよし、時代背景を知るために『宗教改革とその時代』や『ルター時代のザクセン』を手に取るのもよし、宗教強調週間のある11月にキリスト教の歴史に少し近づいてみませんか。『ルターからバッハへの二百年』、『デューラー』、『宗教改革の女性たち』などは、宗教改革が宗教以外にも多方面に影響を及ぼしたことを知るきっかけになるかもしれません。
図書館本館では、1534年にルターがラテン語からドイツ語に翻訳した聖書の復刻版など、関連した資料の展示をしています。また音楽学部図書室でも宗教改革にまつわる音楽CDを聴くことができますので、足を運んでください。
「こんな本どうでしょう?」コーナーには、「ロシア革命100年」を記念した図書を並べました。世界史の授業で習った記憶はあるものの・・・という人が多いと思いますが、この機会にぜひロシア革命についても知ってください。
【特集】2017/10「女性科学者に関する本」
だんだん「リケジョ」の時代になりつつあるとは言え、理系というと、女性が苦手な分野という印象があります。確かに男性に比べれば女性科学者の数はまだまだ少ないですが、科学史における彼女たちの貢献は決して小さくはありません。研究と家庭を両立させて活躍する女性たちもたくさんいます。
今月は、人間科学部の西田先生と図書館員がおすすめする女性科学者に関する図書を集めました。ハリエット・ブルックス、レイチェル・カーソン、ロザリンド・フランクリン、日本人では米沢富美子、猿橋勝子、そして小保方晴子まで、それぞれの科学者の生き方に触れてみませんか。また、『光できらめく理系女性たち:理想のワークライフバランスを目指して』、『なぜ理系に進む女性は少ないのか?:トップ研究者による15の論争』、『科学を選んだ女性たち:おもしろそうでワクワク、探求心ウキウキ』、『理系の女の生き方ガイド―女性研究者に学ぶ自己実現法』なども並べています。理系の人、科学大好きな人はもちろん、そうでない人もぜひご覧ください。
「こんな本どうでしょう?」コーナーにも、女性科学者と言えば一番に名前が浮かぶマリー・キュリー(キュリー夫人)に関する図書を選んでみました。彼女の波乱万丈の人生について読んでみてください。
【特集】2017/09「夏目漱石に関する本」
今月は夏目漱石生誕150年を記念した展示です。
漱石と言えば日本を代表する明治の文豪、『吾輩は猫である』、『坊ちゃん』、教科書でお馴染みの『こころ』など作品も数多く、『それから』や『夢十夜』をはじめ、映画になったものもたくさんあります。昨年放映された漱石夫妻を描いたドラマ「夏目漱石の妻」も好評だったようです。
読んだことがない、という人はこの機会に、もう読みました、という人は英訳で改めて挑戦してみませんか。あまりにも有名で何から手をつけていいのか、という人は『男漱石を女が読む』、『日本人が知らない夏目漱石』、『夏目漱石の純愛不倫文学』、『夏目漱石の手紙に学ぶ伝える工夫』などはいかがでしょうか。
「こんな本どうでしょう?」コーナーには、同じく生誕150年、夏目漱石と同級生の正岡子規と南方熊楠に関する図書を並べています。漱石と同じ時代を駆け抜けたふたりについても、ぜひご覧ください。
【特集】2017/7-8「Jane Austen没後200年
19世紀初頭に活躍した英国の小説家、英文学科の人にはお馴染みのJane Austen(ジェイン・オースティン)が亡くなって今年で200年。これを記念して、7月と8月はジェイン・オースティンに関する展示です。彼女の作品はもちろん、『ジェイン・オースティンファッション』、『ジェイン・オースティン料理読本』といった図書や、読みやすい多読の洋書も選びました。何度も映画化された『高慢と偏見』、『エマ』のほか、彼女の主要作品の『マンスフィールド・パーク』、『ノーサンガー僧院』、『分別と多感』(「いつか晴れた日に」に改題)などもスクリーンで観たことがあるかもしれません。まだ作品を読んだことがない、という人も夏休みにゆっくり読んでみませんか。
本館では、1930年代の卒業生が執筆したオースティンに関する卒業論文と同時期に出版されたオースティン関連の図書を展示していますので、ぜひこちらもご覧ください。
今年は神戸開港150年でもあります。そこで「こんな本どうでしょう?」コーナーには、神戸港や外国人居留地に関する図書を選びました。150年前と言えば大きく時代が転換した明治維新の頃、神戸女学院の創立者イライザ・タルカット先生、ジュリア・ダッドレー先生が神戸に到着された時代に思いを馳せてみませんか。
【特集】2017/06「ひと・まち・文学/神戸女学院を創る」
新年度が始まって、はや2ケ月が過ぎました。みなさんは、授業の準備や課題に取り組む
忙しい日々でしょうか。今月は、プロジェクト科目「ひと・まち・文学」、
「神戸女学院を創る」(Bクラス)に関連した展示です。
「ひと・まち・文学」の舞台は、琵琶湖南東部、紫式部ゆかりの石山寺、本学院に関係の深いW.M.ヴォーリズが暮らした近江八幡、織田信長築城の安土城などなど。作品が生まれた場所とそこで生きる人々を通して文学を見つめる、授業担当の先生方による選書です。
「神戸女学院を創る」(Bクラス)では、神戸女学院が神戸山本通りから岡田山へ移転した歴史や国の重要文化財に指定されている岡田山キャンパス校舎群について学びます。
現地を探訪する前に知識を深められるよう、校舎の設計者W.M.ヴォーリズの著作や建築物に関する図書を中心に、授業担当の先生方が選書してくださいました。
それぞれ図書館スタッフのおすすめ本も並んでいますので、授業を履修している人もそうでない人も、ぜひ、手に取って読んでみてください。
「こんな本どうでしょう?」コーナーは、ハリー・ポッターシリーズ出版20周年を記念して、原書を中心に英文学科のMcCullough先生おすすめの図書などを展示しています。
ハリー・ポッターを好きならこんな本も読んでみては、と選んだ図書も並んでいます。
あわせてご利用ください。