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特集コーナー

【2021年度7月特集コーナー展示】東京オリンピック

こんにちは。
開催されるのか、開催されないのか?
年を跨いでずっと論議がされてきた東京オリンピックですが、とりあえずこのまま開催されるようですね。

図書館の今月の展示テーマは、「東京オリンピック」です。

館内の展示の様子はこんな感じです☆


展示にあたって、これまでの近代オリンピックの夏季・冬季の開催地をまとめた地図を作成しました。
万遍なく開催されているわけではないことが伝われば…と思いながら作成したのですが…何か気づきがあれば嬉しいです。

さて、今回の選書は総合文化学科の河島先生、また体育研究室の小坂先生にご協力いただき、以下の選書テーマを元にリストを作成しました。
・東京オリンピック(2020と過去分含め)
・オリンピックの歴史・背景
・女性とスポーツ
・オリンピアン・パラリンピアン

本のリストはこちらです。
本リスト.pdf 本リスト②.pdf

また、自宅からでも利用できる関連リンク集はこちらです。
 
東京2020大会公式ウェブサイト 
 東京2020参画プログラムサイト 
 「東京2020教育プログラム」特設サイト 
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 東京都ポータルサイト 
 国際オリンピック委員会(IOC) 
 国際パラリンピック委員会(IPC)
 公益財団法人 日本アンチドーピング機構
 
(NWEC・ヌエック)男女共同参画の推進機関 |国立女性教育会館
 NWECホームページ>研修・イベント>女性教育情報センターテーマ展示と進むと、現在開催中のオンライン展示「女性とスポーツ ~ジェンダー平等への道のり~」が見られます(9月まで)。

 今回のオリンピックはスポーツ鑑賞だけでなく、いろいろなことを考えてしまうオリンピックだとみなさんも感じられていることかと思いますが、本やリンクなどの情報を参考に、学問的な視点でもオリンピックを見てみられてはいかがでしょうか・・・?

 
  



【2021年度6月特集コーナー展示】空襲と市民生活(総合文化学科プロジェクト科目関連展示)

今月は総合文化学科のプロジェクト科目に関連して、「空襲と市民生活」をテーマに展示をしています。
館内の様子はこんな感じです。


また、今月は神戸市文書館からお借りしているDVD-ROMを観ていただけるように専用PCを用意しています。


DVDは開館中ループ再生しています。
※お借りしている資料なので画像が映りこまないようにしています※

さて、今回の展示は、総合文化学科プロジェクト科目担当の河島真先生、三杉圭子先生、景山佳代子先生に選書に全面的にご協力いただきました。
展示リストはこちらです。展示リスト①.pdf 展示リスト②.pdf
選書テーマは以下の通りです。
・日本における空襲に関する図書/空襲の地域的な状況に関する図書
・日本が行った空襲に関する図書
・空襲に関する文学
・防空に関する図書
スペースの都合上、展示リストで紹介している図書をすべて並べられているわけではないので(途中で展示図書を変える予定です)、リストを頼りに本を借りに来たのに特集コーナーに並んでいない、という場合には図書館員にお声がけください。


「空襲」と聞くと、みなさんは自分とは結び付かない、遠い遠い昔に起こった話だと感じられるかもしれません。
「空爆」であれば、つい最近もニュースで耳にされているかと思います。
そして、何が行われているのかを映像で目にされる機会もあるかと思います。
そうして少し身近に感じた上で、日本が被害者にも加害者にもなっていたのだということを考えると、また捉え方も変わるかもしれません。

歴史上の記録から、戦争が起こった日、世の中で争いごとがあった日を探すのは簡単なことですが、ある1日が地球上で全く争いごとがなかった日であったかどうかを証明することは難しいのではないでしょうか。
それほど切れ目なくどこかで争いごとが行われていると思うと、何とも言えない気持ちになります。

最後に、展示に関連した様々なリンクを紹介します。

・Japan Air Raids.org – A Bilingual Historical Archive

https://www.japanairraids.org/

・西宮市ホームページ (nishi.or.jp)
【空襲・被爆体験】
https://www.nishi.or.jp/bunka/heiwahenotorikumi/sensonokioku/kushuhibaku/taikendan20.html

【戦時下の暮らし】
https://www.nishi.or.jp/bunka/heiwahenotorikumi/sensonokioku/senjikanokurashi/index.html

・神戸スタディーズ#6“KOBE”を語るGHQと神戸のまち
http://kiito.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/KS6_booklet.pdf

・国立公文書館デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/
※空襲、国防などをキーワードに入れて検索すると当時のポスター資料などが閲覧可能です。

【2021年5月特集コーナー展示】トーベ・ヤンソン 没後20年

2021年はムーミンの作者であることでよく知られている、トーベ・ヤンソンの没後20年にあたる年です。

図書館では5月の特集展示に先駆けて、4月末までこんなイベントをしていました。
では、早速応募作品をご紹介します☆→ムーミン☆チャレンジ応募作品
どの作品も、ムーミン(やその他のキャラクター)の特徴をよく掴んでいて、トーベ・ヤンソンが伝えたかった物語が世代を超えて愛され続けていることがよくわかりますね♡

そして、館内ではこんな展示をしています☆


さて、トーベ・ヤンソンはフィンランドを代表する画家であり小説家でもありました。
父親がスウェーデン系フィンランド人、母親がスウェーデン人であったことから、スウェーデン語で創作していました。
代表作ともいえるムーミンは、1945年の第2次世界大戦後に童話「小さなトロールと大きな洪水」が発表されたのを皮切りに、9冊の童話が発表され、また並行して1954年からはイギリスの夕刊紙「イブニングニューズ」に「ムーミンコミックス」が連載されました。

トーベ・ヤンソンはまた、1971年まで同性愛が違法とされていたフィンランドで、同性のパートナーの存在を公にしていたことでも知られています。

公にしていたとはいえ、もちろん苦悩もあったようで、友人への手紙などにもそのような心情が綴られています。
作品とプライベートなことを結びつけるのはあまりに安易かもしれませんが、ムーミンに出てくるキャラクターたちの示唆に富んだ言葉の数々の背景には、トーベ自身の様々な苦悩や喜びも含め、感情の揺れや積み重なりが反映され、私たちの心を打つのかもしれません。

以上を踏まえて、この展示は主に以下の3つのテーマで構成しています。
・作者と作品
・FINLAND/SWEDEN
・ジェンダー/LGBTQ

図書館で展示している本のリストはこちら→本リスト.pdf
ムーミンもキャラクターグッズは持っているけど、童話は読んだことがないという方も意外と多いのではないでしょうか。そんな方はまずは童話から読んでみましょう!

そして、トーベ・ヤンソンの物語世界はムーミン以外にも、とても味わい深い作品が多いのです。
偶然、今回のトーベ・ヤンソン展示を控えていたタイミングで、先日英文学科で講演会をしてくださった久山葉子先生から翻訳された本(『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』)をご寄贈いただきました!
ムーミンだけしか知らないのはもったいないので、こちらもぜひ!

また、自宅からでも読める電子ブックのリストはこちら→電子ブックリスト.pdf
自宅から読む場合は学内環境と同じにするため、VPN接続が必要です。
VPN接続についてはこちら

また、大学図書館にトーベ・ヤンソンの書いたムーミン以外の作品の所蔵が少なかったため、中高部図書室の関連図書も少し紹介させていただけることになりました。→中高部図書室本リスト.pdf
大学図書館にはない資料もありますので、探求心旺盛な方は活動基準のレベルが下がって利用が可能となったら、一度覗いてみられては?

10月には、伝記的映画「TOVE」が全国で公開予定のようです。

こちらも気になります…

最後に、この記事に関連するリンク集を紹介します。
フィンランド政府観光局

スウェーデン政府観光局

国立女性教育会館
トップ画面のメニューの「図書・資料・データベース」がとても便利で勉強になります。
パスファインダーも公開されておりダウンロードできるので、女性学/ジェンダー/LGBTQなどのテーマに関心がある方や、関心はあるものの研究の進め方に迷っている方はぜひ!


【2021年4月特集コーナー展示】 アイヌ民族

2021年度が始まりました☆
探り探りの開館とはなりますが、昨年度全然図書館を利用できなかったという方にも今年度はどんどん利用していただければと願っています!

そして、来館したらぜひ見てほしいのがこの特集コーナーです。
4月のテーマ「アイヌ民族」は、実は昨年度総合文化学科の授業で扱われたことに関連して図書館でも展示を行ったものです。
しかし昨年度はオンライン授業中心でこの展示も殆ど見ていただくことがかなわなかったため、今年度も特集することとなりました。

館内の様子はこんな感じです。


図書館展示は、以下のような点を考慮しながら選書しています。
1.テーマについて概要がわかる本を入れる
2.なるべく違う分野の本が集まるようにする

どんなテーマの場合も、まずは概要にあたる本を見てみて、それからどんな分野の本があるかを見てみると、
1つのテーマについていろいろな視点があることがわかると思います。

今回選んだ本のリストはこちらです。→本リスト.pdf

また、インターネットでアイヌについて知るには以下のサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

*ウポポイ 公式サイト
https://ainu-upopoy.jp/
昨年オープンした、アイヌの歴史・文化について学ぶことのできる複合施設の公式サイトです。
国立アイヌ民族博物館の発行しているニュースレター、ANUANUはダウンロード可能ですよ☆

【2020特集コーナー展示】 2,3月 BILINGALISM 母国語以外で作品を発表している作家

今回は、母国語以外の言語で書かれた作品を集めました。
今回の展示テーマは英文学科のVAAGE先生、松尾先生、JONES先生からいただいたテーマをミックスしたものです。

さて、館内の展示の様子はこんな感じです☆

そして、展示中の本リストはこちらです→本リスト.pdf
バイリンガル作家の小説を楽しみたい方は、ぜひぜひ図書館に足を運んでくださいね。
今年度の開館は3/19までです☆
そこからしばらく新年度の準備期間に入りますので、来館の予定を立てている方はお気を付けください。

とはいえまだ緊急事態宣言も出ている状況ですので、なかなか図書館へ足を運ぶことができない方は、データベースでバイリンガリズムへの興味を拡げてみませんか?

例えば・・・
Literature Online(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)
 上記リンクの本リストに掲載されている、英文に関連する作家を検索してみると…
 作品やその作家に関する批評などを読むことができます。
JSTOR(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)
 上記リンクの本リストに掲載されている、英文に関連する作家を検索してみると…
 作家に関する洋雑誌の記事が読めます。
同じ検索語でどんなものが読めるのか、データベースを渡り歩いてみるのも良いかもしれません。

またバイリンガル作家の小説で、物語の世界に思いを馳せた後は、作家の言語的な背景に思いを巡らせてみるのも良いかもしれません。

ところで「バイリンガリズム」とは、2言語使用あるいは2言語併用と訳されることが多いようです。
大きく分けると2つあり、まず「個人的バイリンガリズム」と呼ばれるのは、例えば、両親が異なる母国語を使うために子供が両方の言葉を使用するようになったような場合であるとか、母国語以外の言語に興味を持って学習して身につけたような例で、言語学、心理言語学などの分野で研究されています。

そしてもう一つは「社会的バイリンガリズム」で、例えばスイスなどのように複数の言語が併用されている状況をいうようです。
「社会的バイリンガリズム」については、教育学、歴史学などの分野で研究されています。
オンラインからでも例えば、雑誌『日本語教育(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)のバイリンガルに関する論文を読むことができます(「バイリンガル」でジャーナル内を検索)。

「バイリンガリズム」や「バイリンガル」から興味が拡げられそうだなと感じた方にはぜひ、Webcatplusで連想検索をしてみることをおすすめします!
関連ワードなどがわかるので、思ったように自分の興味に合った検索語にたどり着けない方に役立ちます。
ちなみに、2020.2.13現在で「バイリンガリズム」の連想結果は87件、「バイリンガル」の連想結果は1142件でした。
ここからどんな絞り込みをすれば自分の興味に近づけていくことができるかがわかるはず☆
Webcatplusについては、先月の特集コーナー紹介記事にもう少し詳しく書いているので、見逃した方はぜひそちらも読んでくださいね。

展示をきっかけに図書館HP上のコンテンツをいろいろ試してみてください!
そしてわからないことがあればぜひお気軽に図書館にお問い合わせくださいね☆