特集コーナー
来月から放送が予定されているNHK大河ドラマ、「光る君へ」が話題です。
そこで今月のテーマは、「紫式部」です。
館内の展示の様子はこちらです。

ところでみなさんは、紫式部の『源氏物語』をはじめとした古典文学に、どのくらい馴染みがありますか?
日本の中学・高校の国語科では、現代文と古典の時間が大きな割合を占めていますが、
普段使う現代語とのギャップや文化の違いから、難しく感じる人も少なくないと思います。
授業以外でもよく古典文学に親しんでいるという方は、なかなか珍しいのではないでしょうか。
そこで今月は、古典作品にあまり触れてこなかった方にも紫式部と、その世界を知ることができる本を集めました。
3つのテーマに分けて展示していますので、興味のある本をぜひ手に取ってみて下さい。
3つのテーマごとの本のリストはこちらです。
本リスト①紫式部.pdf
本リスト②源氏物語.pdf
本リスト③絵巻.pdf
この機会に古典文学に親しんで、時を超えた不変の感情の動きや、時代の違いによる文化の違いを
楽しんでくださいね。
今月は、忠犬ハチ公生誕100年にちなみ、「動物とわたしたち」というテーマで資料展示をしています。
館内の様子はこんな感じです。

図書館では、今年6月にタヌキの赤ちゃんたちが窓の外に顔を出してくれるという出来事がありました。
普段から、カラスの大合唱を聞きながら帰ったり、食堂に向かう途中にアナグマを見かけたり…と、
自然豊かな岡田山で過ごしていると、
わたしたちの身近なところにもさまざまな動物が暮らしていることを実感しますよね。
一方で、最近ニュースでヒグマに襲われる事件などをよく耳にする機会があり、
動物との共存の難しさを感じることもあります。
さて、今回展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf
様々な動物の本を集めていますので、ぜひ彼らのことを知って、よりよい共存を目指しませんか。
担当の館員による切り絵にもぜひご注目ください!
テーマに関連するリンクはこちらです。
・農林水産省 農業という視点から動物とのかかわりを考えると、
動物たちのおかげでどれだけわたしたちが生かされているのかを考えることができます。
・日本動物園水族館協会 人間も動物の一員という視点から、共存、保全という問題で
私たちに何ができるかを考えることができます。
今年はとにかく夏日が長く続いていましたが、
10月になってようやく秋めいてきたように感じます。
今月のテーマは、心理・行動科学科の西嶋先生が提案して下さったテーマ、
<岡田康伸生誕80年記念特集『箱庭やイメージの心理療法』>です。
館内の様子はこんな感じです。

岡田康伸先生は、河合隼雄先生らとともに、
国内外で箱庭療法を普及、発展させた臨床心理学者です。
日本における臨床心理学の展開を理解するきっかけになればと、
岡田先生のご著書をはじめとして、箱庭療法やファンタジー・グループなど、
イメージを用いた心理療法に関する本を集めました。
今回展示している資料のリストはこちらです。
本リスト(10月箱庭療法).pdf
ぜひこの機会に手に取って見てくださいね。
今年は関東大震災から100年という記念すべき年に当たります。
子どものころ、9月1日には学校で必ず防災訓練が行われ、この日が関東大震災に由来して防災の日となったことを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
館内の展示の様子はこんな感じです。

関東大震災は、午前11時58分というお昼時に発生したこともあり、地震をきっかけに火災が発生し、当時は木造家屋が多かったこと、地震により水道管が破裂したこと、また強風の影響もあり、被害が拡大し3日間火が消えず約10万5千人の死者・行方不明者を出しました。
この甚大な被害を教訓に防災意識を高めるために、1960年に閣議にて9月1日が防災の日に制定されました。
今回の展示では、総合文化学科の河島先生、藤岡先生と、環境・バイオサイエンス学科の中川先生が選んでくださった本も展示しています。
資料の中には当時の様子が分かる一次資料などもあります。
今回展示している本のリストはこちらです(上記3人の先生方による選書資料は表中黄色にしております)。
本リスト ①.pdf
本リスト ②.pdf
当時のことを資料でたどりながら、現在の知識も入れられるよう本を集めていますので、
この機会にぜひ手に取ってみてください。
また、関連するサイトへのリンクはこちらです。
「関東大震災100年」 特設ページ : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)
7月に入りました。
今月の展示はこちら、NHKの「朝ドラ」、『らんまん』の主人公のモデルにもなっている、「牧野富太郎」です。
飾りに使用しているバラは、図書館イベント「ひるやすみのおりがみ」で作成したものです(詳細はイベント情報参照)。

まだ梅雨が明けず、どんよりと湿度の高い日が続いていますが、
雨の季節のちょっとした楽しみは、図書館新館近くのキノコチェックです。
また生えてきてる!と確認するだけなのですが、
生えてきてるだけでなんだか嬉しく、生えていないとなんだか寂しく感じます。
(大体次の日には潰されてます‥)
キノコに限らず岡田山は自然がいっぱいですが、
正門から校舎へ入るまでにどんな植物があるか、いくつ言えるでしょうか?
季節になると美しい花を咲かせてくれるものもあれば、
暑い季節に涼しい影を作ってくれるものがあったり、
実りの季節にはたくさんの実をつけるものがあったり、
足元で可愛く咲く小さな花があったり、山を登ってくる間にもいろいろな植物があります。
でも、その名前を知らないものも多いのではないでしょうか。
気になる植物があれば、牧野先生の図鑑で調べてみると、
今まで開かれていなかった新しい植物の面白さに気づけるかもしれません。
展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf
関連するリンクを紹介します。
●高知県立牧野植物園 THE KOCHI PREFECTURAL MAKINO BOTANICAL GARDEN
●神戸市:神戸を知る 牧野富太郎 (kobe.lg.jp)