Created: 2021/08/30
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学校へ来る機会が少ない夏休み真っ只中ではありますが、2か月と長く展示してますので、ぜひ足を運んでくださいね。
さて、今回のテーマは、「カラヴァッジョ生誕450年」です。
カラヴァッジョとは、バロック時代のイタリア人の画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョのことです。
館内の様子はこんな感じです。
そして、今回展示している図書のリストはこちらです。本リスト(カラヴァッジョ).pdf
カラヴァッジョは、主題と感情を見るものに直接伝える宗教画を描いて、17世紀の美術世界に革新をもたらしました。
あまりの斬新さに拒絶反応を示す人もいた一方、影響を受けた画家も多数おり、ルーベンスやベラスケス、レンブラントなどはカラヴァッジョの影響を受けた画家「カラヴァジェスキ」と呼ばれています。
(参考:カラヴァッジョ|《キリストの埋葬》展|国立新美術館 (caravaggio2020.com))
心を揺さぶる力のある絵を描ける、という類稀な能力をもつ一方、
彼の人生は殺人事件を起こして逃避行を続けたなど、
よい評価どころかむしろ素行が悪いといわれるような面もあったようです。
良くも悪くも感情の振り幅の大きな人物であったといえるのかもしれません。
最後に、カラヴァッジョに限らず美術に関心がある方におすすめの、自宅からでも楽しめるリンク集などを紹介します。オンラインで美術館巡りを楽しんでください☆
*Web Gallary of Art ヨーロッパ美術のバーチャルギャラリー。美術作品を作家名から探せます。
*Musée du Louvre LOUVRE AT HOMEのコーナーのヴァーチャルツアーや所蔵作品にまつわるお話(児童向け)など気軽に楽しめるコンテンツがいろいろあります。
*The National Gallary おすすめは、メニュー>Research>Research Resources>Picture libraryです。カテゴリ別にいろいろな画家の絵を楽しむこともできますし、Caravaggioなどと入れて検索すれば、自分の入力したテーマに沿った絵をいろいろと楽しむことができます。
*The Metropolitan Museum of Art メニュー>Art>Art at homeや、メニュー>Learn with Us >#MetKids がおすすめです。Sound Cloudを使用したリスニングガイドや、ぬりえなどもあります。
*大塚国際美術館 古代壁画から西洋名画まで1000以上の作品が原寸大で陶板に再現されています。陶板なので、写真を撮ったりすることも出来る、身近に楽しめる美術館です。カラヴァッジョの作品のレプリカもあります。