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特集コーナー

【2024年度12月 特集コーナー展示】映画化された文学

12月のテーマは「映画化された文学」です。
今回は、英語学科の古東先生にご提案いただいたテーマです。
Truman Capoteの生誕100年(1924年9月30日生まれ)の記念の年であり、12月1日が映画の日であることから、12月に実施することにしました。

展示の様子はこんな感じです。


改めてみると、和書・洋書問わず、小説が原作の映画が多いことが分かりますね!
今回は原作となった小説だけでなく、映画に登場する食べ物についての本なども併せて紹介しています。
これから冬休みを迎えますので、作って、味わって、小説の世界を追体験するのも良いかもしれません。

今回紹介している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

「映画と原作の違いを味わってみると、物語をより楽しめる」とはよく聞くことかもしれませんが、リメイクされて解釈が変わったり、時代を経て描かれ方が変わったりすることもありますので、映画も原作もどちらもぜひお楽しみくださいね!

【2024年度11月 特集コーナー展示】2024年度着任教員およびベストティーチャーのおすすめ

今月は、2024年度に着任された先生方と、第18回学生が選んだベストティーチャーに選出された先生方のおすすめの本をコメント付きで紹介しています。

展示の様子はこんな感じです。
そして、展示している本のリストはこちらです。本リスト【HP用】.pdf

先生方のおすすめコメントを読むと、どの本も興味深く、どれから読もうか迷ってしまうのでは。
読んだらぜひ先生に直接感想を伝えてみてください。
きっとそこからさらに興味深いお話を伺うことができると思います。

先生と話してみたいと思っているけれど、なかなかきっかけがない、と思っている方は、本をきっかけにできるのではないでしょうか。

それから、図書館職員による飾りについても少し紹介させてください。
黒板モチーフの飾りなのですが、チョークの消し跡が再現されていて、そこにもさらにかわいいしかけがあります…!
間近に見ないとわからないので、ぜひ図書館に足を運んでくださいね。


【2024年度10月 特集コーナー展示】ノーベル賞作家 トニ・モリスン

今月は、国際学部/文学部の古東先生から出していただいたテーマ「ノーベル賞作家 トニ・モリスン」です。
彼女はアメリカ合衆国オハイオ州にて生まれ、自身の経験を基に、人種問題をはじめ現実社会を真っ向から見つめて、その根深さや複雑さをありのまま小説という形で世に訴え続けました。

小説を書き始めたのは、友人同士の会話で「過去の文学作品で学生に勧めたい作品はあるか」という話題になった時にモリスンは何も思いつかず、「ではあなたが書いてみたら?」と言われたことがきっかけなのだとか。1993年にアフリカ系アメリカ人女性として初めてノーベル賞を受賞、他にも数々の権威ある賞を受賞し、2019年に88歳で亡くなるまで作家、編集者、そして教育者として活躍しました。

展示の様子はこちらです。

今回展示している本のリストはこちらです。2024-10_本リスト.pdf

展示では、トニ・モリスンの著作やその研究、アメリカ文学、またノーベル賞や
ピューリッツァー賞受賞作家による作品をたくさん展示しています。
ピューリッツァー賞と聞くと、「ハゲワシと少女」(ケビン・カーター撮影)を思い浮かべる方が多いかもしれません。実はピューリッツァー賞には細かく分けると21もの部門があり、モリスンが受賞したのは文学戯曲分野におけるフィクション部門です。アメリカ人作家による作品のみに与えられる賞ですから、アメリカ文学にご興味のある方はぜひ手にとってみてくださいね。

また、今年のノーベル賞は10月7日から14日にかけて発表されます。
こちらもお見逃しなく!

ノーベル賞公式HP https://www.nobelprize.org/
ピューリッツァー賞公式HP https://www.pulitzer.org/

○○の秋の一つ、読書の秋にいかがですか?

【2023年度6月特集コーナー展示】ビートルズと英国文化

6月の特集コーナー展示は「ビートルズと英国文化」です。
先月に続いてイギリスに関するテーマとなります。

学生のみなさんにとっては、「ビートルズ」という名前は聞いたことがあるけれど、どんな音楽を演奏していた人たちなのか、分からないという方が殆どではないでしょうか。
先日、韓国のBTSのことを、「21世紀のビートルズ」と例えている記事を見かけました。学生のみなさんには、BTSのように世界中で人気を博したアイドル的ロックバンドであったというと、当時の人気の高さが伝わるでしょうか。

また、その人気の高さゆえに、音楽だけにとどまらず、文化や思想などの面でも、若者を中心に大きな影響を与えたという点でも、共通していると言えるのかもしれません。

展示の様子はこんな感じです。



また、展示している本のリストはこちらです。
本リスト①.pdf
本リスト②.pdf 

さて、ビートルズは女学院と関係なくもないのです。
その秘密を知りたい方は、展示を見に来てください。展示の中に、答えがあります。

【2023年度10月特集コーナー展示】岡田康伸生誕80年記念展示「箱庭やイメージの心理療法」

今年はとにかく夏日が長く続いていましたが、
10月になってようやく秋めいてきたように感じます。

今月のテーマは、心理・行動科学科の西嶋先生が提案して下さったテーマ、
<岡田康伸生誕80年記念特集『箱庭やイメージの心理療法』>です。

館内の様子はこんな感じです。




岡田康伸先生は、河合隼雄先生らとともに、
国内外で箱庭療法を普及、発展させた臨床心理学者です。
日本における臨床心理学の展開を理解するきっかけになればと、
岡田先生のご著書をはじめとして、箱庭療法やファンタジー・グループなど、
イメージを用いた心理療法に関する本を集めました。


今回展示している資料のリストはこちらです。
本リスト(10月箱庭療法).pdf

ぜひこの機会に手に取って見てくださいね。

【2023年度8-9月特集コーナー展示】関東大震災から100年


今年は関東大震災から100年という記念すべき年に当たります。
子どものころ、9月1日には学校で必ず防災訓練が行われ、この日が関東大震災に由来して防災の日となったことを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

館内の展示の様子はこんな感じです。


関東大震災は、午前11時58分というお昼時に発生したこともあり、地震をきっかけに火災が発生し、当時は木造家屋が多かったこと、地震により水道管が破裂したこと、また強風の影響もあり、被害が拡大し3日間火が消えず約10万5千人の死者・行方不明者を出しました。

この甚大な被害を教訓に防災意識を高めるために、1960年に閣議にて9月1日が防災の日に制定されました。
今回の展示では、総合文化学科の河島先生、藤岡先生と、環境・バイオサイエンス学科の中川先生が選んでくださった本も展示しています。
資料の中には当時の様子が分かる一次資料などもあります。
今回展示している本のリストはこちらです(上記3人の先生方による選書資料は表中黄色にしております)。
本リスト ①.pdf
本リスト ②.pdf


当時のことを資料でたどりながら、現在の知識も入れられるよう本を集めていますので、
この機会にぜひ手に取ってみてください。

また、関連するサイトへのリンクはこちらです。
「関東大震災100年」 特設ページ : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)

【2023年度7月特集コーナー展示】牧野富太郎

7月に入りました。
今月の展示はこちら、NHKの「朝ドラ」、『らんまん』の主人公のモデルにもなっている、「牧野富太郎」です。
飾りに使用しているバラは、図書館イベント「ひるやすみのおりがみ」で作成したものです(詳細はイベント情報参照)。


まだ梅雨が明けず、どんよりと湿度の高い日が続いていますが、
雨の季節のちょっとした楽しみは、図書館新館近くのキノコチェックです。
また生えてきてる!と確認するだけなのですが、
生えてきてるだけでなんだか嬉しく、生えていないとなんだか寂しく感じます。
(大体次の日には潰されてます‥)

キノコに限らず岡田山は自然がいっぱいですが、
正門から校舎へ入るまでにどんな植物があるか、いくつ言えるでしょうか?

季節になると美しい花を咲かせてくれるものもあれば、
暑い季節に涼しい影を作ってくれるものがあったり、
実りの季節にはたくさんの実をつけるものがあったり、
足元で可愛く咲く小さな花があったり、山を登ってくる間にもいろいろな植物があります。
でも、その名前を知らないものも多いのではないでしょうか。

気になる植物があれば、牧野先生の図鑑で調べてみると、
今まで開かれていなかった新しい植物の面白さに気づけるかもしれません。
展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

関連するリンクを紹介します。

高知県立牧野植物園 THE KOCHI PREFECTURAL MAKINO BOTANICAL GARDEN
神戸市:神戸を知る 牧野富太郎 (kobe.lg.jp)

【2023年度11月特集コーナー展示】動物とわたしたち

今月は、忠犬ハチ公生誕100年にちなみ、「動物とわたしたち」というテーマで資料展示をしています。
館内の様子はこんな感じです。
 

図書館では、今年6月にタヌキの赤ちゃんたちが窓の外に顔を出してくれるという出来事がありました。

普段から、カラスの大合唱を聞きながら帰ったり、食堂に向かう途中にアナグマを見かけたり…と、
自然豊かな岡田山で過ごしていると、
わたしたちの身近なところにもさまざまな動物が暮らしていることを実感しますよね。
一方で、最近ニュースでヒグマに襲われる事件などをよく耳にする機会があり、
動物との共存の難しさを感じることもあります。

さて、今回展示している本のリストはこちらです。
本リスト.pdf
様々な動物の本を集めていますので、ぜひ彼らのことを知って、よりよい共存を目指しませんか。
担当の館員による切り絵にもぜひご注目ください!

テーマに関連するリンクはこちらです。
農林水産省 農業という視点から動物とのかかわりを考えると、
   動物たちのおかげでどれだけわたしたちが生かされているのかを考えることができます。
日本動物園水族館協会 人間も動物の一員という視点から、共存、保全という問題で
   私たちに何ができるかを考えることができます。







【2023年度5月特集コーナー展示】 イギリスウィンザー朝

2023年5月6日、イギリスで70年ぶりとなる戴冠式が執り行われました。
ニュースやネット記事などでも、その様子をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
現在の王室ウインザー朝は、1910年から続いています。
そして、今回の戴冠式では、国王のチャールズ3世とカミラ王妃が戴冠しました。
今回は、「簡素化された」戴冠式が執り行われました。
なぜ、簡素化されたのか、その背景を調べてみるのもよいのではないでしょうか。

ウインザー朝に関連する資料を集めていますので、ぜひ図書館新館まで足を運んでくださいね。
館内の展示の様子はこんな感じです。



また、以下に関連するリンクを掲載しますので、こちらもこの機会にぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

Visit Buckingham Palace (rct.uk) バッキンガム宮殿公式サイト

【2023年度4月特集コーナー展示】ナゾトキ

2023年度が始まりました。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。


今年度最初のテーマは、「ナゾトキ」です。
New Student Dayに合わせて、総合文化学科の清水先生に選書からご協力いただきました。
館内の展示の様子はこんな感じです


様々な視点を持てるよう、カテゴリー分けされ、カテゴリーが分かるようタイトルを色分けして展示しています。
展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

また、こんな仕掛けが…


しおりが挟まっている部分を開くと、清水先生の熱い想いのこもった紹介文が読めるという仕掛けです。
表紙だけでなくぜひ本を手に取って、先生の紹介文や本の中身を見ながらさまざまな「ナゾトキ」に挑戦してみてくださいね。