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特集コーナー

【2024年度8,9月 特集コーナー展示】先住民あるいはアイヌ



8月9月の夏休み期間中は、総合文化学科大澤先生からテーマ案をいただいた、
各地の先住民、またアイヌに関する資料を集めた展示を行っています。

国際連合広報センターウェブサイト(先住民族 | 国連広報センター (unic.or.jp)には以下のような記述があります。

「現在少なくとも5,000の先住民族が存在し、住民の数は3億7000万人を数え、90カ国以上の国々に住んでいる。多くの先住民族は、政策決定プロセスから除外され、ぎりぎりの生活を強いられ、搾取され、社会に強制的に同化させられてきた。また自分の権利を主張すると弾圧、拷問、殺害の対象となった。彼らは迫害を恐れてしばしば難民となり、時には自己のアイデンティティを隠し、言語や伝統的な生活様式を捨てなければならない。」

先住民族の問題は、国連でもこれまでに増して取り上げられるようになりました。
毎年8月9日は、「世界の先住民の国際デー」として指定され、世界の先住民の権利を促進、支持する記念行事が行われています。

今回展示している資料のリストはこちらです。本リスト.pdf

様々な先住民の本を集めましたので、この機会に先住民問題について考えてみませんか。



【2024年度10月 特集コーナー展示】ノーベル賞作家 トニ・モリスン

今月は、国際学部/文学部の古東先生から出していただいたテーマ「ノーベル賞作家 トニ・モリスン」です。
彼女はアメリカ合衆国オハイオ州にて生まれ、自身の経験を基に、人種問題をはじめ現実社会を真っ向から見つめて、その根深さや複雑さをありのまま小説という形で世に訴え続けました。

小説を書き始めたのは、友人同士の会話で「過去の文学作品で学生に勧めたい作品はあるか」という話題になった時にモリスンは何も思いつかず、「ではあなたが書いてみたら?」と言われたことがきっかけなのだとか。1993年にアフリカ系アメリカ人女性として初めてノーベル賞を受賞、他にも数々の権威ある賞を受賞し、2019年に88歳で亡くなるまで作家、編集者、そして教育者として活躍しました。

展示の様子はこちらです。

今回展示している本のリストはこちらです。2024-10_本リスト.pdf

展示では、トニ・モリスンの著作やその研究、アメリカ文学、またノーベル賞や
ピューリッツァー賞受賞作家による作品をたくさん展示しています。
ピューリッツァー賞と聞くと、「ハゲワシと少女」(ケビン・カーター撮影)を思い浮かべる方が多いかもしれません。実はピューリッツァー賞には細かく分けると21もの部門があり、モリスンが受賞したのは文学戯曲分野におけるフィクション部門です。アメリカ人作家による作品のみに与えられる賞ですから、アメリカ文学にご興味のある方はぜひ手にとってみてくださいね。

また、今年のノーベル賞は10月7日から14日にかけて発表されます。
こちらもお見逃しなく!

ノーベル賞公式HP https://www.nobelprize.org/
ピューリッツァー賞公式HP https://www.pulitzer.org/

○○の秋の一つ、読書の秋にいかがですか?

【2024年度11月 特集コーナー展示】2024年度着任教員およびベストティーチャーのおすすめ

今月は、2024年度に着任された先生方と、第18回学生が選んだベストティーチャーに選出された先生方のおすすめの本をコメント付きで紹介しています。

展示の様子はこんな感じです。
そして、展示している本のリストはこちらです。本リスト【HP用】.pdf

先生方のおすすめコメントを読むと、どの本も興味深く、どれから読もうか迷ってしまうのでは。
読んだらぜひ先生に直接感想を伝えてみてください。
きっとそこからさらに興味深いお話を伺うことができると思います。

先生と話してみたいと思っているけれど、なかなかきっかけがない、と思っている方は、本をきっかけにできるのではないでしょうか。

それから、図書館職員による飾りについても少し紹介させてください。
黒板モチーフの飾りなのですが、チョークの消し跡が再現されていて、そこにもさらにかわいいしかけがあります…!
間近に見ないとわからないので、ぜひ図書館に足を運んでくださいね。


【2024年度12月 特集コーナー展示】映画化された文学

12月のテーマは「映画化された文学」です。
今回は、英語学科の古東先生にご提案いただいたテーマです。
Truman Capoteの生誕100年(1924年9月30日生まれ)の記念の年であり、12月1日が映画の日であることから、12月に実施することにしました。

展示の様子はこんな感じです。


改めてみると、和書・洋書問わず、小説が原作の映画が多いことが分かりますね!
今回は原作となった小説だけでなく、映画に登場する食べ物についての本なども併せて紹介しています。
これから冬休みを迎えますので、作って、味わって、小説の世界を追体験するのも良いかもしれません。

今回紹介している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

「映画と原作の違いを味わってみると、物語をより楽しめる」とはよく聞くことかもしれませんが、リメイクされて解釈が変わったり、時代を経て描かれ方が変わったりすることもありますので、映画も原作もどちらもぜひお楽しみくださいね!

【2024年度1月 特集コーナー展示】HAPPY COMING OF AGE

今回の展示は、祝☆成人の気持ちを込めて、このような展示をしております。
20歳のみなさんが生まれた2004年から、18歳のみなさんが生まれた2007年にベストセラーになった本や、今未来にはばたくみなさんに「いま」おすすめしたい本を集めました。

展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

生まれたころに流行っていたことなどは、みなさんにとってはむしろきっと新鮮に感じられるかもしれません。
自分が生まれた日の新聞は本学が契約しているデータベースで見られます。
この機会に当時のことを調べてみるのも面白いと思いますよ!



【2025年6月 特集コーナー展示】難民とは何か

暑いなと感じる日が増えてきましたね。
構内の夏休み草にも花を咲かせているものが見られます。
毎年この時期に咲いているとはいえ、夏が来たというのを認めたくない気分です。

さて、今月の特集コーナーのテーマは、「難民とは何か」です。
館内の様子はこんな感じです。


展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

難民問題をあまり身近に感じていない人も意外と多いのではないでしょうか。
でも実は日本にも難民として避難してきている方々がおられます。
最近ではウクライナの方々を支援するグループの話をニュースで聞いたことがある方もおられるかもしれません。でも日本には、もっとずっと前から、様々な国から難民認定を受けている方々がおられます。
しかし国として難民問題に力を入れていると言えるでしょうか。
そして、世界に範囲を広げると、この問題は実に様々な場所で起こっているのです。

国際学部が企画している映画上映などのイベントなどもありますので、この機会にぜひ難民の問題に目を向けてみてください。

【2025年10月 特集コーナー展示】National Trust

8、9月の万博の展示を会期に合わせて延長しておりましたので、10月の展示は10月14日から開始となりました。

10月以降の今年度の展示は半月ずつずらして行います。

さて、10月の展示のテーマは「National Trust」です。英語学科の和氣先生よりご提案いただいたテーマです。

ナショナルトラストとは、市民が自分たちのお金で身近な自然や歴史的な環境を買い取って守るなどして、次の世代に残すというイギリスで始まった運動、またそのような活動をしているボランティア団体の呼称でもあります。ピーター・ラビットの作者として知られる、ビアトリクス・ポターも、自分の生まれ育った愛するイギリス湖水地方を守るため、土地を買い上げナショナル・トラストに寄付したことがよく知られています。

展示の様子はこんな感じです。

暑い日が続いたり、大雨による災害が増えたり、ヒグマによる被害のニュースをよく耳にするようになったり、飛行機から見下ろす景観が変わったりといったことにより、自然との付き合い方や自然・景観保護の大切さを感じる場面も多いのではないでしょうか。

日本でもナショナルトラスト運動が行われていますが、そちらについての資料も集めています。

展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

ぜひ図書館新館まで足を運んでご覧ください。

 

 

【2025年8、9月 特集コーナー展示】万博とは何か ※再投稿記事

※図書館システムリプレイス前の記事の再投稿です。

現在開催中の大阪万博には行かれましたか?
すでに何度も通っているという方もおられますが、暑さや人の多さに躊躇している方もおられると思います。

どちらの方々にもお薦めなのが、本で万博を楽しむということです!
夏休み期間中ですので、2か月連続の展示でこのような展示を行っています。

 

これまでの万博の歴史や、今回の万博の展示に関するテーマの本など、冷房の効いた図書館で涼しく万博を楽しみませんか。
写真を見ているだけでもなかなか興味深いです。
展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

本で知識を得た後に万博に行かれると、楽しさにも深みが増しますので、おすすめです。

 

【2025年7月 特殊コーナー展示】スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』の出版...

あまりの暑さに、夏休みまでの日数をカウントダウンする毎日です。
こんなに暑い季節には、冷房の効いた室内で読書を楽しむのはいかがでしょうか。
今月のテーマは「スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』の出版100周年」です。
涼しげなデザインでお迎えしています。

紹介している本のはこちらです。  2025.07_本リスト.pdf
スコット・フィッツジェラルドと同時代の作家の作品も集めています。
 
映画にもなっているこの作品、本と映画それぞれの表現の違いなど楽しんでみるのはいかがでしょうか。
展示している本のリストはこちらです。
夏休みの長期貸出もはじまりますので、この機会にぜひ1920年代のアメリカへ本を通じて旅してみてくださいね。
 
 

 

【2024年度6月 特集コーナー展示】神戸女学院大学図書館4館の紹介



今月の展示はこのように、神戸女学院大学図書館4館について紹介しています。
4館というのは、
・新館
・本館
・音楽学部図書室
・AVライブラリー 
なのですが、全館行ってみたことがあるという方はどのくらいおられるでしょうか。

今回の展示では、それぞれの館の場所はもちろん、どんな資料が置いてあるかについて紹介しています。
今回展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

館によって雰囲気も違いますので、お気に入りの図書館を見つけて、利用してもらえたら嬉しいです。