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特集コーナー

【2022年度7月特集コーナー展示】全国水平社設立100周年

7月は「全国水平社設立100周年」がテーマです。

館内の展示の様子はこんな感じです。
今回の展示では、この機会に全国水平社宣言を読んでいただきたく、全文を展示しています。

全国水平社とは、大正デモクラシー期の日本において、西光万吉らを中心に被差別部落の地位向上と人間の尊厳の確立を目的として創立された部落解放運動団体です。現在は、全国水平社の後身といえる様々な団体が活動しています。

歴史的・社会的に形成された穢多・非人などの被差別民や、被差別部落に居住する人々あるいは過去に居住していた人々は、不当に様々な差別を受けてきました。
明治維新後、解放令により、形の上では封建的な身分関係から解放されたものの、実際には様々な差別が残り、そのために劣悪な環境に置かれ、貧困の状況下にあり、部落の経済的向上、また部落民の意識を高め部落外の人々の理解を求めることで差別を無くすことを目指す融和運動が提唱されました。

しかし、従来の融和運動に飽き足らない西光万吉、阪本清一郎、駒井喜作ら部落の青年たちは、自分たちの力で部落の解放を勝ち取る運動を構想し始め、ロシア革命や米騒動の影響を受け、また、ピューリタン革命の最左派であった水平派(レヴェラーズ)にちなんで新たな運動団体を「水平社」と命名し、1922年(大正11年)1月、パンフレット「よき日のために」を発刊して創立大会への結集を呼びかけました。
創立大会では、前述の全国水平社宣言の採択とともに、「人間を差別する言動はいっさい許さない」と決議されました。

しかし、残念ながら現在においても、部落差別以外にも様々な差別が存在しています。

今回は総合文化学科の河島先生にも選書にご協力をいただき、部落差別関連の本を中心に、様々な差別に関する本を集めました。
最近よく耳にする、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の17の目標とも深く関わっていますので、関心がある方も多いのではないでしょうか。
展示している本のリストはこちらです。
本リスト.pdf
展示している本の中の1冊、島崎藤村の『破戒』は60年ぶりに映画化され、今月から全国で上映されるようです。

最後に、関連するリンクを紹介します。

全国水平社創立100周年記念特設ページ (sakura.ne.jp) 全国水平社創立100周年記念事業実行委員会
SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省 (mofa.go.jp)
部落解放同盟中央本部 (bll.gr.jp)
全国地域人権運動総連合 (sakura.ne.jp)
公益社団法人部落問題研究所 (burakken.jp)
全日本同和会 (zennihon-douwakai.gr.jp)
jiyuudouwakai 自由同和会中央本部公式サイト

【2022年度6月特集コーナー展示】ケルアックとヴォネガットと現代アメリカ小説

6月は「ケルアックとヴォネガットと現代アメリカ小説」がテーマです。
館内の展示の様子はこんな感じです。

ジャック・ケルアックは、ビート・ジェネレーションと呼ばれる、1940年代終盤から1960年代にかけてアメリカにおいて人気を博し、政治的にも文化的にも大きな影響を与えたとされる文学運動の代表的な作家です。
また、カート・ヴォネガットは、SF的な手法で人類への皮肉や絶望、愛情を綴り人気を博した作家です。

作風が全く異なるこの2人は、並べて取り上げられているのをあまりみかけないのですが、今回は2人とも生誕100周年にあたる年ということで、お祝いを込めてご紹介します。
今回展示している本のリストはこちらです。 本リスト.pdf

また、この機会に現代アメリカ小説の世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。
図書館では、今年度より雑誌『MONKEY』を購読します。
この雑誌は、翻訳家の柴田元幸先生が編集長を務めておられる、「小説を通して今私たちが住む世界の魅力を伝える文芸誌」(発行元のSWITCH PUBLISHING の紹介ページより。バックナンバーのタイトルからもどのような雑誌かお判りいただけるかと思います。※本学図書館ではNo.27より購読を開始いたします。)で、アメリカの小説も多く取り上げられています。
図書館新館1Fの雑誌コーナーでご覧になれますので、ぜひ展示と合わせてご利用くださいね。

最後に、展示に関連したリンク集をご紹介します。
カート・ヴォネガットLLC公式サイト 
Home - Kurt Vonnegut Museum and Library (vonnegutlibrary.org)  Kurt Vonnegut Museum and Libraryの公式サイトです。
Kerouac in Japan - YouTube 神戸市BBプラザ美術館にて開催された展示関連の動画が見られます。

【2022年度5月特集コーナー展示】沖縄

ゴールデンウィークから始まる5月は、観光業が盛んな沖縄の特集です。
館内の展示の様子はこんな感じです。


今回の展示テーマは、英文学科の先生方から出していただきました。
コロナ禍でこの数年は旅行の機会も減っているかと思いますが、沖縄は人気の修学旅行先の一つでもあり、また海外からの観光客も多い場所の一つでもあります。
教職課程を履修する方や通訳・翻訳コースを履修している方々はもちろん、沖縄独自の音楽に関心がある方、沖縄の生物に関心がある方などなど、この機会に様々な視点から沖縄について知識を深めてみませんか。
今回の展示している本のリストはこちらです。本リスト (1).pdf 本リスト (2).pdf

また、参考となるリンクを集めましたのでこちらもあわせてご覧くださいね。

沖縄県HP 「観光・移住」「沖縄県はやわかり」などのまとめページがあります。また「子どものページ(沖縄子どもランド)」を子どもたちに魅力を伝えるにはどんなことを紹介できるかという視点で見てみるのもおすすめです。

那覇市歴史博物館 「王朝文化と都市の歴史」や「那覇市内史跡・旧跡案内」など沖縄の歴史に興味のある方は必見です。

那覇市伝統工芸館 「伝統工芸館について」のまとめページより、伝統工芸の歴史や琉球びんがたの歴史、琉球ガラスの歴史など沖縄の伝統工芸について解説されています。

沖縄県立図書館 「琉球・沖縄を知りたい」のまとめページ内の「沖縄を知るための10冊」ではさまざまな分野の専門家・識者が選ぶ沖縄を知るための10冊が紹介されています。

国立劇場おきなわ 「沖縄伝統芸能とは」のまとめページより、組踊、琉球舞踊、三線音楽などについて解説されています。

沖縄美ら海水族館 沖縄本島の人気の観光地の一つですが、「調査研究」より美ら海水族館が行ってる海洋生物の調査研究活動や希少生物保護の取り組みなどについて知ることができます。

琉球新報 「沖縄戦」のまとめページより、概要を知ることができる「どんな戦争だったの?」、また新聞社ならではの「関連記事を読む」「沖縄戦事典」などの利用ができます。

防衛省・自衛隊 基地問題に関心のある方は「防衛省の取組」まとめページより、「在日米軍に関する諸施策」など参考にされてみてはいかがでしょうか。

琉球王国交流史・近代沖縄資料デジタルアーカイブ 琉球王国交流資料や近代沖縄の新聞等の基礎資料および関連資料・コラムなど、さまざまなコンテンツが利用できます。

【2022年度4月特集コーナー展示】日本語教育・日本語教員養成課程

2022年度が始まりました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
高校までと異なり、大学での学びは自分の興味に基づき専門性を高めていくものとなります。
図書館を活用して、大学で幅広い教養を身につけてくださいね。

さて、4月の新館1F特集コーナー展示のテーマは、「日本語教育・日本語教員養成課程」です。
館内の展示の様子はこんな感じです。


日本語教員養成課程は全学部生が履修可能な課程であり、場合によっては本学大学院生および本学卒業生も履修可能です。
現在、日本語教員には法律に基づく免許制度は存在しませんが、本学日本語教員養成課程修了者には卒業時に「日本語教員養成課程修了証明書」が交付されます。
この修了証を取得していることを採用条件としている日本語教育機関が多いので、日本語教育に興味のある方、また日本で暮らす日本語を母語としない方々のサポートなどに関心のある方は、履修を考えてみてはいかがでしょうか(履修手続きについては『便覧』を確認してください。

本学のある兵庫県だけでも、様々な国から仕事や留学などの目的で日本で暮らしている方がおられます。
(参考:
兵庫県HP 県内在留外国人数
その中には、日本語がまだ十分理解できない状態で、家族で海外から移住してこられている方々も多くおられます。
そのため、生活面などでもさまざまなサポートが必要となります。

そのような背景もあり、日本語教員養成課程の履修科目は、日本語学だけでなく、心理学や日本文化など多岐にわたります。
今回展示している本リストの中には、日本語教員養成課程の先生方からの推薦図書や、履修科目のシラバスで紹介されている参考図書なども含めています。
本リスト 1.pdf(先生方からの推薦図書、シラバス掲載図書はこちら) 
本リスト 2.pdf 
本リスト 3.pdf

履修を考えている方、観光業に興味がある方などに参考となるリンク集を紹介します。
兵庫県国際交流協会 多文化共生社会の実現、国際交流の推進、人材育成の取り組みなどについて紹介。
西宮市国際交流協会 情報・資料の収集・提供、相談事業、イベントなどさまざまな活動をされています。ボランティア募集もあり。
神戸国際コミュニティセンター(KICC) 18歳以上からボランティア登録が可能です(ボランティアの内容により基本登録要件が異なります)。

【2021年度2、3月特集コーナー展示】映画と法律

2021年度の最後の図書館展示のテーマは、「映画と法律」です。
2021年はウォルト・ディズニー生誕120年に当たる年です(もう2022年になっていますが、2021年度ということでお許しを…)。
そしてディズニー作品は著作権の変遷に深く関わりがあることで知られています。
みなさんも幼いころから、ディズニー作品には親しんでこられたのではないでしょうか。今回は、ディズニーのメインキャラクターでもあるミッキーマウスが、元々はアニメーション映画から展開していったことから、「映画と法律」としました。かわいらしいキャラクターと法律がどのように関連するのか、興味を持った方はぜひ今回の展示を参考に調べてみてくださいね。

また、みなさんがきっと一度は観たことがある、映画を観に行った時に出てくる、「NO MORE 映画泥棒」の盗撮防止啓発ムービーは、映画の盗撮の防止に関する法律の施行に合わせて作られたものですが、この法律も著作権法をもとにさらに一歩踏み込んだ法律といえるかと思います。合わせて調べてみてはいかがでしょうか。

館内の展示の様子はこんな感じです。


そして、今回展示している本のリストはこちらです。→本リスト .pdf

最後に、今回のテーマに関連するリンク集をまとめます。
協同組合日本映画監督協会 製作者である監督という立場での著作権とのかかわりを知る参考にどうぞ
文化庁 (bunka.go.jp) 著作権法がどのようなものか知るにはまずはこちらをどうぞ
e-Gov法令検索 著作権法の条文を確認するにはこちらから

【2020特集コーナー展示】1月 日本チェコ交流100周年

2021年最初の展示は、日本チェコ交流100周年です。
2020年が日本チェコ交流100周年にあたるのですが、年度内ということでどうかまだまだ祝わせてください。

館内の展示の様子はこんな感じです♪


今回の展示では本学でチェコといえば・・・と、西洋史の中でも特に、中央・東ヨーロッパを専門に研究をしておられ、
また2018年度には客員研究員としてチェコ科学アカデミー 歴史学研究所に所属されていた総合文化学科の桐生裕子先生に、
おすすめの図書をご紹介いただきました。図書館職員が選んだ本もあわせて展示中です。

展示中の本のリストはこちらです⇒本リスト.pdf
 ☆表中ピンクの欄が桐生先生のおすすめ図書です☆

チェコについて興味のある人も、良く知らない人も、
まずは
チェコ共和国オフィシャルブログを覗いてみてはいかがでしょうか?
芸術、文学はたまたチェコ料理レシピやチェコへの行き方まで、楽しく情報を得られます。

そしてもう少し知りたくなったら、チェコに関してどんな研究がされているかについても調べてみませんか?
まずは先にご紹介した、桐生先生の論文を検索してみましょう☆
桐生先生の論文を読むには…
神戸女学院大学機関リポジトリで検索
CiNii Articlesで検索
いずれも著者名で検索するのがわかりやすいかもしれません。

さらにこんな調べ方はいかがでしょうか。
Webcatplusで検索
 「連想検索」機能を使って、「チェコ」と入力して検索してみる
→検索結果(2020.1.14時点で3472件がヒットしました)の中から、気になる本を1冊選んでクリック☆
「この本と繋がる本を検索」機能を使うと、繋がる本まで拾ってくれるので、検索結果がさらに増えます!
 例)『チェコ絵本とアニメーションの世界』という本から「この本と繋がる本を検索」機能を使って検索すると、2020.1.14時点で全119984件がヒットしました)
→そこから「連想ワードで絞込み」機能を使って、興味の本に絞り込む

自分の興味から、思いもかけなかったテーマにつながったりして、新たな発見があるかもしれませんよ☆

そして、Naxos Music Libraryを使えば、チェコの音楽も楽しめます!
 (※注意↑学内もしくは学外からVPN接続したときにログインできる設定でのリンクにしています)
 検索次第で、チェコ出身の作曲家の曲を聴くこともできれば、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴くことも可能です。
目を閉じて音楽に包まれれば、そこはチェコ…と脳内旅行を楽しむこともできるかもしれません。

また、音楽学部図書室にもチェコの関連図書がありますので、気になる方は覗いてみてくださいね。

さて、日本とチェコが正式に外交関係を成立したのが1920年1月12日です。
第2次世界大戦時には残念ながら一時交流が中断しましたが、現在はお互いの豊かな文化に触れあえる友好的な関係を築いています。

この機会にぜひ、チェコから拡がる自分の興味を探求してみてはいかがでしょうか☆

【2021年5月特集コーナー展示】トーベ・ヤンソン 没後20年

2021年はムーミンの作者であることでよく知られている、トーベ・ヤンソンの没後20年にあたる年です。

図書館では5月の特集展示に先駆けて、4月末までこんなイベントをしていました。
では、早速応募作品をご紹介します☆→ムーミン☆チャレンジ応募作品
どの作品も、ムーミン(やその他のキャラクター)の特徴をよく掴んでいて、トーベ・ヤンソンが伝えたかった物語が世代を超えて愛され続けていることがよくわかりますね♡

そして、館内ではこんな展示をしています☆


さて、トーベ・ヤンソンはフィンランドを代表する画家であり小説家でもありました。
父親がスウェーデン系フィンランド人、母親がスウェーデン人であったことから、スウェーデン語で創作していました。
代表作ともいえるムーミンは、1945年の第2次世界大戦後に童話「小さなトロールと大きな洪水」が発表されたのを皮切りに、9冊の童話が発表され、また並行して1954年からはイギリスの夕刊紙「イブニングニューズ」に「ムーミンコミックス」が連載されました。

トーベ・ヤンソンはまた、1971年まで同性愛が違法とされていたフィンランドで、同性のパートナーの存在を公にしていたことでも知られています。

公にしていたとはいえ、もちろん苦悩もあったようで、友人への手紙などにもそのような心情が綴られています。
作品とプライベートなことを結びつけるのはあまりに安易かもしれませんが、ムーミンに出てくるキャラクターたちの示唆に富んだ言葉の数々の背景には、トーベ自身の様々な苦悩や喜びも含め、感情の揺れや積み重なりが反映され、私たちの心を打つのかもしれません。

以上を踏まえて、この展示は主に以下の3つのテーマで構成しています。
・作者と作品
・FINLAND/SWEDEN
・ジェンダー/LGBTQ

図書館で展示している本のリストはこちら→本リスト.pdf
ムーミンもキャラクターグッズは持っているけど、童話は読んだことがないという方も意外と多いのではないでしょうか。そんな方はまずは童話から読んでみましょう!

そして、トーベ・ヤンソンの物語世界はムーミン以外にも、とても味わい深い作品が多いのです。
偶然、今回のトーベ・ヤンソン展示を控えていたタイミングで、先日英文学科で講演会をしてくださった久山葉子先生から翻訳された本(『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』)をご寄贈いただきました!
ムーミンだけしか知らないのはもったいないので、こちらもぜひ!

また、自宅からでも読める電子ブックのリストはこちら→電子ブックリスト.pdf
自宅から読む場合は学内環境と同じにするため、VPN接続が必要です。
VPN接続についてはこちら

また、大学図書館にトーベ・ヤンソンの書いたムーミン以外の作品の所蔵が少なかったため、中高部図書室の関連図書も少し紹介させていただけることになりました。→中高部図書室本リスト.pdf
大学図書館にはない資料もありますので、探求心旺盛な方は活動基準のレベルが下がって利用が可能となったら、一度覗いてみられては?

10月には、伝記的映画「TOVE」が全国で公開予定のようです。

こちらも気になります…

最後に、この記事に関連するリンク集を紹介します。
フィンランド政府観光局

スウェーデン政府観光局

国立女性教育会館
トップ画面のメニューの「図書・資料・データベース」がとても便利で勉強になります。
パスファインダーも公開されておりダウンロードできるので、女性学/ジェンダー/LGBTQなどのテーマに関心がある方や、関心はあるものの研究の進め方に迷っている方はぜひ!


【2021年4月特集コーナー展示】 アイヌ民族

2021年度が始まりました☆
探り探りの開館とはなりますが、昨年度全然図書館を利用できなかったという方にも今年度はどんどん利用していただければと願っています!

そして、来館したらぜひ見てほしいのがこの特集コーナーです。
4月のテーマ「アイヌ民族」は、実は昨年度総合文化学科の授業で扱われたことに関連して図書館でも展示を行ったものです。
しかし昨年度はオンライン授業中心でこの展示も殆ど見ていただくことがかなわなかったため、今年度も特集することとなりました。

館内の様子はこんな感じです。


図書館展示は、以下のような点を考慮しながら選書しています。
1.テーマについて概要がわかる本を入れる
2.なるべく違う分野の本が集まるようにする

どんなテーマの場合も、まずは概要にあたる本を見てみて、それからどんな分野の本があるかを見てみると、
1つのテーマについていろいろな視点があることがわかると思います。

今回選んだ本のリストはこちらです。→本リスト.pdf

また、インターネットでアイヌについて知るには以下のサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

*ウポポイ 公式サイト
https://ainu-upopoy.jp/
昨年オープンした、アイヌの歴史・文化について学ぶことのできる複合施設の公式サイトです。
国立アイヌ民族博物館の発行しているニュースレター、ANUANUはダウンロード可能ですよ☆

【2020特集コーナー展示】 2,3月 BILINGALISM 母国語以外で作品を発表している作家

今回は、母国語以外の言語で書かれた作品を集めました。
今回の展示テーマは英文学科のVAAGE先生、松尾先生、JONES先生からいただいたテーマをミックスしたものです。

さて、館内の展示の様子はこんな感じです☆

そして、展示中の本リストはこちらです→本リスト.pdf
バイリンガル作家の小説を楽しみたい方は、ぜひぜひ図書館に足を運んでくださいね。
今年度の開館は3/19までです☆
そこからしばらく新年度の準備期間に入りますので、来館の予定を立てている方はお気を付けください。

とはいえまだ緊急事態宣言も出ている状況ですので、なかなか図書館へ足を運ぶことができない方は、データベースでバイリンガリズムへの興味を拡げてみませんか?

例えば・・・
Literature Online(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)
 上記リンクの本リストに掲載されている、英文に関連する作家を検索してみると…
 作品やその作家に関する批評などを読むことができます。
JSTOR(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)
 上記リンクの本リストに掲載されている、英文に関連する作家を検索してみると…
 作家に関する洋雑誌の記事が読めます。
同じ検索語でどんなものが読めるのか、データベースを渡り歩いてみるのも良いかもしれません。

またバイリンガル作家の小説で、物語の世界に思いを馳せた後は、作家の言語的な背景に思いを巡らせてみるのも良いかもしれません。

ところで「バイリンガリズム」とは、2言語使用あるいは2言語併用と訳されることが多いようです。
大きく分けると2つあり、まず「個人的バイリンガリズム」と呼ばれるのは、例えば、両親が異なる母国語を使うために子供が両方の言葉を使用するようになったような場合であるとか、母国語以外の言語に興味を持って学習して身につけたような例で、言語学、心理言語学などの分野で研究されています。

そしてもう一つは「社会的バイリンガリズム」で、例えばスイスなどのように複数の言語が併用されている状況をいうようです。
「社会的バイリンガリズム」については、教育学、歴史学などの分野で研究されています。
オンラインからでも例えば、雑誌『日本語教育(学外で利用する場合はVPN接続をしてからリンクをクリック☆)のバイリンガルに関する論文を読むことができます(「バイリンガル」でジャーナル内を検索)。

「バイリンガリズム」や「バイリンガル」から興味が拡げられそうだなと感じた方にはぜひ、Webcatplusで連想検索をしてみることをおすすめします!
関連ワードなどがわかるので、思ったように自分の興味に合った検索語にたどり着けない方に役立ちます。
ちなみに、2020.2.13現在で「バイリンガリズム」の連想結果は87件、「バイリンガル」の連想結果は1142件でした。
ここからどんな絞り込みをすれば自分の興味に近づけていくことができるかがわかるはず☆
Webcatplusについては、先月の特集コーナー紹介記事にもう少し詳しく書いているので、見逃した方はぜひそちらも読んでくださいね。

展示をきっかけに図書館HP上のコンテンツをいろいろ試してみてください!
そしてわからないことがあればぜひお気軽に図書館にお問い合わせくださいね☆

【2020特集コーナー展示】 11月 心理のおしごと


今月の展示テーマは心理・行動科学科よりご提案いただきました。
館内の展示の様子はこんな感じです。


さて、心理のおしごとと聞いて、どんな職業が浮かぶでしょうか?
「カウンセラー」という答えが一番多いのではないでしょうか。
本学HPにも、在学生向けにカウンセリングルームだよりが掲載されていますので、そちらを思い浮かべた方もおられるかもしれません。

幼い頃に病院で
「お腹がしくしくする」
だったか、とにかく自分で症状を医師に説明した際にこう言われたことがあります。

「君の本当の痛みは君にしかわからない。だから自分がどんな風に辛いのか、痛いのかを自分で説明するのはとても大切なことなんだよ。」

そんなこともあり、大人になって随分と経った今でも、身体的な痛みについてはそれからもできる限り正確に痛みを伝えようとすることが身についています。
しかし精神的な辛さについて、同じことができているかと問われたら、自信を持って頷くことが私にはできません。
きっと意識しているかどうかにかかわらず、同じような方は少なくないのではないでしょうか。

一方で、たまたま臨床心理士の資格を持つ方に話を聞いてもらっているうちに、
自分自身で思っていたよりも実際はずっと辛いと思っていたことに気づいたということもありました。
思いがけずプロの力によって、精神的な辛さについてはなるべく考えないようにしていた自分に気づいたのです。
それからは、ストレスを感じることがあったとしても、向き合い方が少しは変わったような気がしています。

心理のおしごとは、さまざまな領域で必要とされており、今後ますます多方面で求められるだろうと予測されます。
心理系のおしごとを目指しているという方も、
あるいは自分や家族、友人がよくお世話になっているという方もおられるかと思います。
さまざまな領域で人々をサポートしてくださっている、実は大変身近なおしごとであると言えるかもしれません。

心理に関するおしごとの中には、大学院まで修了した上で試験を受けて資格を取得した人にしか採用の門扉があけられていないものもあれば、
大学の心理学科を卒業(またはそれに相当する心理学の単位を取得)していれば採用される可能性のあるものもあるようです。

大学在学中に取得可能な資格として、日本心理学会が認定する資格である認定心理士があります。
特定の仕事と結びついた資格ではありませんが、大学4年間で心理学全般について一定の水準の知識・技能を修めたことを示すものです。
これから就職活動をされるみなさんにとっては、履歴書等への記載も可能という点で取っておかれるのも良いと思われます。
また、認定心理士の資格取得において求められる心理学の知識・技能は、心理学とは直接関係しないと思われる仕事においても役立つことと思われます。

大学院まで修了した上でないと取得できない資格としてはまず、民間資格ではありますが、文科省の管轄で作られ30年もの歴史のある「臨床心理士」が挙げられます。
「臨床心理士」は、臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院を修了した上で資格試験に合格せねば取得のできない難関資格であり、
それだけに日本における心理の専門家として証明されてきた資格であるといえるかと思います。
また、2017年度に新設された新しい心理の国家資格である「公認心理師」も、今後重要な資格となっていくことと思われます。

今回の展示は、心理に関するおしごとが「どのような場所で」行われ、
「どのような内容の」業務を行うのかがわかるようにと考えて構成しました。
また、今回は自分でそのおしごとについて調べる際のガイドになるパスファインダーを各種作成しました。
本学で取得できる心理系の資格についてのパスファインダーです。
石谷先生、若佐先生をはじめとする心理・行動科学科の先生方、
また「精神保健福祉士」に関しては心理・行動科学科の水本先生、総合文化学科の金田先生、與那嶺先生にもアドバイスをいただきつつ、
展示担当スタッフみんなで唸りながら仕上げました。みなさまの学習の参考になれば幸いです。
パスファインダーは印刷したものをお持ち帰りいただけるよう、特集コーナーにご用意していますが、こちらにPDFも載せておきますので遠方で来館が難しい方はこちらからどうぞ。

心理職の四大業務.pdf
臨床心理士.pdf
公認心理師.pdf
精神保健福祉士.pdf
社会福祉主事.pdf

また、紹介している本のリストはこちらです。→本リスト.pdf

ぜひこの機会に読んでみてくださいね。