【新館】特集コーナー

特集コーナー

【2025年10月 特集コーナー展示】National Trust

8、9月の万博の展示を会期に合わせて延長しておりましたので、10月の展示は10月14日から開始となりました。

10月以降の今年度の展示は半月ずつずらして行います。

さて、10月の展示のテーマは「National Trust」です。英語学科の和氣先生よりご提案いただいたテーマです。

ナショナルトラストとは、市民が自分たちのお金で身近な自然や歴史的な環境を買い取って守るなどして、次の世代に残すというイギリスで始まった運動、またそのような活動をしているボランティア団体の呼称でもあります。ピーター・ラビットの作者として知られる、ビアトリクス・ポターも、自分の生まれ育った愛するイギリス湖水地方を守るため、土地を買い上げナショナル・トラストに寄付したことがよく知られています。

展示の様子はこんな感じです。

暑い日が続いたり、大雨による災害が増えたり、ヒグマによる被害のニュースをよく耳にするようになったり、飛行機から見下ろす景観が変わったりといったことにより、自然との付き合い方や自然・景観保護の大切さを感じる場面も多いのではないでしょうか。

日本でもナショナルトラスト運動が行われていますが、そちらについての資料も集めています。

展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

ぜひ図書館新館まで足を運んでご覧ください。

 

 

【2025年8、9月 特集コーナー展示】万博とは何か ※再投稿記事

※図書館システムリプレイス前の記事の再投稿です。

現在開催中の大阪万博には行かれましたか?
すでに何度も通っているという方もおられますが、暑さや人の多さに躊躇している方もおられると思います。

どちらの方々にもお薦めなのが、本で万博を楽しむということです!
夏休み期間中ですので、2か月連続の展示でこのような展示を行っています。

 

これまでの万博の歴史や、今回の万博の展示に関するテーマの本など、冷房の効いた図書館で涼しく万博を楽しみませんか。
写真を見ているだけでもなかなか興味深いです。
展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

本で知識を得た後に万博に行かれると、楽しさにも深みが増しますので、おすすめです。

 

【2025年7月 特殊コーナー展示】スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』の出版...

あまりの暑さに、夏休みまでの日数をカウントダウンする毎日です。
こんなに暑い季節には、冷房の効いた室内で読書を楽しむのはいかがでしょうか。
今月のテーマは「スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』の出版100周年」です。
涼しげなデザインでお迎えしています。

紹介している本のはこちらです。  2025.07_本リスト.pdf
スコット・フィッツジェラルドと同時代の作家の作品も集めています。
 
映画にもなっているこの作品、本と映画それぞれの表現の違いなど楽しんでみるのはいかがでしょうか。
展示している本のリストはこちらです。
夏休みの長期貸出もはじまりますので、この機会にぜひ1920年代のアメリカへ本を通じて旅してみてくださいね。
 
 

 

【2025年6月 特集コーナー展示】難民とは何か

暑いなと感じる日が増えてきましたね。
構内の夏休み草にも花を咲かせているものが見られます。
毎年この時期に咲いているとはいえ、夏が来たというのを認めたくない気分です。

さて、今月の特集コーナーのテーマは、「難民とは何か」です。
館内の様子はこんな感じです。


展示している本のリストはこちらです。本リスト.pdf

難民問題をあまり身近に感じていない人も意外と多いのではないでしょうか。
でも実は日本にも難民として避難してきている方々がおられます。
最近ではウクライナの方々を支援するグループの話をニュースで聞いたことがある方もおられるかもしれません。でも日本には、もっとずっと前から、様々な国から難民認定を受けている方々がおられます。
しかし国として難民問題に力を入れていると言えるでしょうか。
そして、世界に範囲を広げると、この問題は実に様々な場所で起こっているのです。

国際学部が企画している映画上映などのイベントなどもありますので、この機会にぜひ難民の問題に目を向けてみてください。

【2025年5月 特集コーナー展示】エウロペのまなざし


今月の特集コーナーは、総合文化学科 三木先生と佐藤先生から出していただいたテーマ「エウロペのまなざし ―神戸女学院で学ぶヨーロッパ諸語が開く世界」です。

「ヨーロッパ」の語源である「エウロペ」はギリシア神話における女神の名です。

彼女は全能の神ゼウスの化身である白い牡牛にまたがって地中海を越えたとされており、そのことからエウロペという語は「広く世界を観る者」という意味を持つこととなりました。この神話のエピソードを出発点として、ヨーロッパ諸語の魅力を紐解くという構想のもとにテーマをいただきました。

 

本学では第2外国語としてドイツ語・イタリア語・フランス語を、自由選択科目としてスペイン語・ギリシャ語・ラテン語の授業が開講されており、今回はその六言語に関する資料を展示しています。三木先生、佐藤先生から選書いただいた書籍もあります。

本リストはこちらです。

2025.05_本リスト.pdf

 

「ヨーロッパ諸語」と聞くとなんとなく遠い感じがしてしまいますが、実はヨーロッパ由来の言葉は日常生活でもたくさん使われています。例えば「ニュアンス」はフランス語、「カフェラテ」「エリンギ」はイタリア語、「アルバイト」はドイツ語由来の単語。展示担当者も個人的にイタリア語を勉強中ですが、日本語や英語と似ているところを見つけるたびに世界は様々な形で繋がっているのだなと感じる毎日です。

 

ぜひみなさんも、この機会に語学を通して「広く世界を観て」みませんか?